人工芝施工はプロに依頼か自分でDIYか判断する決め手はどこ?
手軽に緑を楽しめる!ということで、エクステリア・インテリアどちらにもメジャーなものだと言えるのが「人工芝」です。
天然芝に比べるとお手入れが少なく、1年中緑を楽しめるのが大きな特徴と言えるこの人工芝ですが、人気の理由として「自分で施工も可能」という部分も含まれているのではないか、と思います。
とはいえ、やはりプロの手で施工してもらったほうがいいのでは?と悩む方もいるでしょう。
そこでこの記事では、どのようなケースであれば自分で施工してもデメリットが少なく、そしてどういう場合にプロに施工してもらうほうがオススメなのか、という「決め手」となるラインについて解説していきたいと思います。
目次
インテリアとして使うならDIYで全く問題なし
人工芝をカーペットとして利用したり、リビングなどでエリアの仕切りとして使うなど、人工芝は屋外だけでなく屋内でも使われることが多くなっています。
インテリアとして人工芝を使うのであれば、業者に頼む必要は全くなし!
ご自身で好きな人工芝を選び敷くだけで完了なので特別な作業が存在しません。
最近では自然の緑だけでなく、グレー・ブラウンなどの他のおしゃれな色の人工芝もあるため、「家の中に人工芝を敷きたいけど、緑以外の色の方が他のインテリアと調和するんだよね」と思っている方は、そちらを探してみてはいかがでしょうか。
ベランダに人工芝を敷く際もDIYで問題なく可能
また、中にはマンションやアパートに住んでいて「ベランダにもうちょっと緑がほしい」と考えている方もいるでしょう。
とはいえ、植物を沢山置くと洗濯物の邪魔になったり、虫が来やすくなったり…といったデメリットもあります。
ベランダに人工芝を敷くのは非常に手軽かつ見た目も緑で美しくなるのでオススメです。
排水のための溝がある場合、そこが詰まらないようにさえ気をつければベランダに人工芝を敷くことは決して難しくありません。
ロールタイプ(カーペットのように、1~2m幅のシートになっているものを敷く)を使ってもいいですし、ジョイントマットタイプ(屋内で敷くジョイントマットのように、正方形の人工芝をパズルのように噛み合わせて敷く)も手軽でオススメです。
コンクリートの庭なら、屋外でもDIYで大丈夫なことが多い
ここまでで屋内や、屋外でもベランダといった狭い範囲ではDIYで大丈夫だ、ということはなんとなくおわかりいただけるのではないかなと思います。
「それじゃあ、屋外はDIYはオススメじゃないの?」と思われるかと思いますが、決してそうではありません。
例えばお庭がコンクリートの場合。これは下から雑草が生えてくるようなこともないため、人工芝を敷くだけで完了します。
狭い面積であればジョイントマットタイプでもいいですし、少々広めであればロールタイプの人工芝を敷くことをオススメします。
なぜ広めの面積であればロールタイプがオススメなのかといいますと、その方が芝と芝の継ぎ目が少なくなるからです。
芝と芝の継ぎ目が多いと、どうしても「ここが継ぎ目だな」とわかりやすくなってしまったり、芝が寝てしまった時に継ぎ目が目立ってしまう…なんてこともあります。
ジョイントマットタイプは取替が簡単(しかも汚れた部分だけ変えればいい)という手軽さが大きな魅力なのですが、その分継ぎ目が目立ちやすい、ロールタイプに比べて同じ面積だと高価であるというデメリットがあります。
ロールタイプはジョイントマットタイプに比べて安価で、広範囲をカバーしやすいメリットがあるので、広い面積であればだいたいロールタイプが使われる場合が多いです。
DIYもそれなりの費用がかかる
DIYの方が安価で済む、それ自体は事実ですが、それでもDIYだってそれなりの費用がかかります。
共通してかかる費用は「人工芝」、これが全体の費用の中でも多くを占めるといっても過言ではありません。
さらに土台を整えるための砕石や防草シートの費用、土を固めるとすれば「転圧機」という機械を使うことになりますからこれのレンタル代、そして人工芝を留めるためのU字ピンやそれに伴う工具など、今後使うかどうかわからないものでも購入しなければなりません。
そういった費用諸々を考えても、「DIYで業者に頼んだ価格の半額になる」なんてことはそうそうありませんから、費用対効果を考えてもプロに頼むのは決して悪くない決断だと言えます。
広い面積や一般的な庭であればプロに任せるのがオススメ
そんな、プロである施工業者に任せるのがオススメなときはどんなときか…といいますと、「屋外で広い面積に人工芝を敷きたい時」「庭に砂利や草が生えている時」です。
一般的なお庭の場合…と言い換えることも出来るかもしれません。
この場合でもDIYで人工芝を敷くこと自体は可能です。が、プロに任せた方がいい理由がもちろんあります。
理由1:雑草や土の処理がきちんとされる
1つ目の理由が「雑草の処理」です。
現在、草(雑草)が生えている庭の上にそのまま人工芝を敷いた場合、下から生えてくる雑草によって人工芝が盛り上がってしまったり、人工芝の裏に開いている水はけ用の穴に雑草が入ってしまい水はけが悪くなってしまうといったトラブルが起こります。
そのため、人工芝を敷く前にはきっちりと根っこから雑草を抜き、さらに水はけが悪い土の場合はそうならないように砂を混ぜたり…と、人工芝をより長く快適に使えるような土台を作る作業が必要になるんです。
自分たちでDIYで土台を作ろうとしても結構な重労働になり、雑草をきちんと抜けていたと思っても根っこは下にあったなんてことも珍しくありません。
そこを熟知しているプロに頼むことで、より美しく、長く人工芝を楽しめる土台を作ってもらうことが出来ます。
理由2:広い面積でも美しく敷いてくれる
2つ目の理由は、広い面積でも美しく敷いてくれることです。
人工芝を屋外に敷く際はU字ピンを刺して固定していくのですが、うまくやらないとピンが曲がってしまうこともあります。
さらに難しいのが「継ぎ目」。人工芝のロールタイプは基本的に幅が1m~2mくらいなので、どうしても継ぎ目が出てしまうことになりますが、ここの処理がうまく出来ないと下が見えてしまったり、お子さんが庭で走っていたらずれてきて隙間があいてきたり…なんてことにもなります。
この懸念点もプロにお任せすることで解消。
きっちりと芝を固定してくれますし、さらに継ぎ目がわからないようにうまく芝をなじませてくれますので、完成後は「どこに継ぎ目があるかわからない!」と思われることでしょう。
理由3:人工芝を敷くのはなかなかの重労働
3つ目の理由は「人工芝を敷く大変さ」にあります。
もちろんインテリアとしてカーペットのように敷く、ベランダや狭いスペースに敷くくらいであれば特に「人工芝を敷くのは大変!」となることはないでしょう。
しかし広い庭となると話は別です。
ただ敷くだけであってもロールタイプの人工芝の重さはなかなかのもの。
さらに、敷く前に雑草を抜いたり、土地を平らに整えたり…とやることは沢山あります。
それをDIYでやろうとする場合、男性一人では1日仕事になってしまう可能性は十分にあり、庭の広さや人工芝を敷く面積にもよりますが、正直人手は3人ほどは必要かなと思います。
そこをプロの業者に任せればお金こそかかりますがそういった重労働をすることなく、雑草の処理から整地はもちろんのこと、広い面積でもキレイに人工芝を敷いてくれます。
確かにDIYの方が費用はかかりませんが「より長い期間、キレイな人工芝の庭を保ちたい」と思うのであれば、絶対にプロの施工業者に頼んだ方がいい!と言えるでしょう。
DIYでも人工芝は敷ける。でもより長持ちさせるならプロに!
屋内やベランダなどに人工芝を敷くのであれば、DIYという形でご自身で行うのも十分にアリだと思います。
しかし雨や雪といった天候の変化もある屋外、さらに広い面積に人工芝を敷くことを考えているのであれば、多少コストはかかっても美しい仕上がりで、かつ長くその美しさを保つことが出来るプロの施工業者に依頼するのがオススメです。
「いくらかわからないから頼むのが怖い」という方でも、多くの施工業者は無料で見積もりを出してくれますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。